さて、いよいよトルコを後にして、ギリシャ入り!
本格的にヨーロッパです!!
一泊だったけど、マルマリスのマテペペンションは心に残る宿でした。
決していい宿ではなかったんですが、ご家族で経営されていて、みんな優しいです。
こちらはお母さん。お見送りしてもらえました。
このお母さんが、日本の津波をテレビで見た!涙した!かわいそうに!と、一生懸命トルコ語で語りかけてくるのにはこちらも涙が出そうになりました。
まっっったく英語を話してもらえなくても、身振りと表情でわかるもんですね。
こちらはお母さんお手製のアップルティー。美味しかった♪
そしてこの宿の看板娘、でぶネコちゃんです。お母さん、嫌がるでぶネコをくるくるひっくり返す。
トルコ最後の宿としてふさわしい人情っぷりでした。
ほんとにトルコの人達はあったかい。やさしい。トルコ人が大スキになりました!
さて、移動ですが、マルマリスからギリシャの玄関口・ロドス島へは船(高速船)で移動。
チケットは前日にこちらの代理店で購入しました。
港に行ったらチケットを買えるんだけど、港に行くまでの交通費で手数料が払えてしまいそうなので、ハナから街の代理店を探していました。
てくてく歩いてたらこちらの代理店のご主人がこっちみて手招きしてたんですよね~。
なんで代理店探してるコトわかったんだろう。
外国人みたら全員に手招きしてるのかな・・・・?
この代理店は海の近く。この銅像の近くです。
こちらの代理店でチケットを買うと、『普通ならタクシーで25TLかかるんだけど、20TLで宿から港へ送ってあげる』というサービスが使えます。
まぁ、20TLで1000円くらいなので、タクシーつかまえる手間を惜しんでお願いしておきました。
こちらがその車。うしろは港のチェックインの建物。
中のカウンターでパスポートを見せて予約してある旨伝えると用意されていたチケットを貰えました。
高速船は9時出港です。所要時間は50分☆
こちらが高速船。
船に乗る前に簡単な出国手続きがありました。
ホントに簡単。一言も発さなかった気がする。
船の中はイスが所狭しと並べられています。自由席なので、窓際がよかったら早く行こう!
船の前方に売店あり。ここでトルコの小銭を使いきっておきましょう(o´ω`o)
コーヒー飲んでおやつ食べてる間に到着~。それっぽいのが見えてます。
到着して入国手続きを終えると(これも簡単!何も書いたりしなかった。)、外へ。
ベンツのタクシーだ。あぁ、ヨーロッパに来たんだなぁ。
港にいるうちに次の移動、サントリーニ島までのフェリーのチケットを買いに行きました。
今回も代理店。
このサントリーニ島へのフェリーは、イスタンブールで宿泊したアゴラという宿のトモミさんが「毎日は運行してなかったと思うなぁ・・・」と教えてくれていたので、先に確認。
そしたらホントに毎日ではなく週に3本くらいだった!!
トモミさん、ありがとう!!!ヽ(=´▽`=)ノ
金曜と日曜と、あとは・・・もう一日どっか。
(ハイシーズンの7月とかは毎日かもらしい。)
ロドスに着いたのが木曜だったので、「日曜にしよっか~」なんて空気になったのですが、夕方→夜10時着と聞いて『知らない町に夜付くのは避ける』というパターンを採用し、翌日の金曜に決定。
こちらは夜から翌日の昼1時まで。
「夜行は寝てる間に着くし、宿代も節約になるしヨカッタ!」
・・・なんて思ってたら、深夜1時の間違いで、むしろしんどい目に遭ってしまった!!
でも、この時にはすっかり昼の1時だと思って、ルンルン気分。
1泊しかないからロドスの宿泊は港に近い旧市街で。
代理店のすぐ裏に入口があります。
旧市街のマンホールの蓋がかわいかった。
代理店の人に旧市街に安くていい宿がある、と聞いてきたのですが、あるのはお土産屋さんとカフェばかり。
おっきい荷物をかかえながら、くっそ暑い6月末のロドスをテクテク歩いていたら、原付に乗ったおじいさんが「この近くに安い宿あるよ」と声をかけてきました。
ちょっとしんどさの限界が来ていたし、とりあえず近いなら見てみよう、とおじいさんに着いていくことに。
そしたら、おじいさんが「この足を乗せる所に荷物を置くんだ!」と提案。
さちこからはバックパックを取り上げてくれました。
そしてよしたけのバックパックはさすがに無理と判断したのか前リュックを取り上げてイザ発進!
しかし、冷静に考えるとよしたけの前リュックにはさちこパソコンと
何より大事な貴重品入れが!!!
こ れ は・・・・!
この旅始まって依頼の大失態!
このおじいさんが悪い人でびゅいーーーーーん!っと見えなくなってしまうと、ものすごい時間と手間と経費がかかってしまう!
てかパスポートも入ってるから旅終了じゃん!!
そんな思いを知ってか知らずか、
結構なスピードで私達を置いていってしまうおじいさん!
また、この旧市街はちょっと路地を入るとこんな風に細い道が続きすぐにおじいさんを見失ってしまうんです!
そして5分ほどさちこは小さいリュックを背負って
よしたけはバックパック(18Kgはある)を背負っての真夏の徒競走!(石畳+坂道+猛暑)
まぁ、もちろんそんな悪い人ではなく、道なりに走って行ったらちゃあんと宿がありました。
(荷物は入口に放置されてたけど・・・)
ふっっっるい建物でした。(当たり前か・・・。旧市街の中だもんな。)
もうここに辿りつくのに精いっぱいで、逆さにされて振り回されてもパワーが出てこない状態。
言い値で即決。
おじいさん、やり手だったよ!!!
しかぁし!この旅始まって初!あれが・・・・・!!
あれですよ!あれ!
ご・・・・ご・・・・・・ご、ご、ご・・・・・!
だめだ!言えない!
とりあえず、もうお察しの通り、Gがでたんです!部屋に!!!!!!!
ッキャーーーー!
思い出しても身の毛がよだつ!!!
あの存在感!即座に部屋を飛び出ておじさんを捜索!
しかしいない!
いるのは宿のひとなのか、長逗留してるひとなのか、英語をしゃべれない男性一人!
必死に「コックローチだ!部屋に出たんだ!スプレーはないですか??!!」と伝えるも撃沈!
どこかに向かって「お~い、早く下りてこい、日本人が何か言ってる~」と呼んでくれました。
そして待つこと10分、一向に下りてこない!
その間さちこは宿の庭にて足元を警戒しつつびくびく。
やっとこさ下りてきたおじさんはよしたけと一緒。
どうやらよしたけはGがバスルームで壁を登ろうとひっくり返った所を部屋の外に置いてあったほうきで撃退してくれていたらしい!
弱っていたんだね!
そしておじさんは『日本人が呼んでる』と言われ、そのまま部屋に向かっていたらしい。
「もう大丈夫だから」とよしたけに言われ、恐る恐る部屋に戻る。
が、一匹いたってことは、・・・・うん、そういうことだ。
と、すっかり警戒モード。
その晩さちこはシーツを頭まですっぽりくるめ、まるでミイラの様な姿で眠りました。
あぁ!苦しかったさ!
だが、百万が一、Gがベッドの上に上がってきたら・・・っ!
一生のトラウマになるわ!!!ヾ(。`Д´。)ノ
普段はねぞうの悪いさちこですが、この晩は直立姿勢のままで夜を明かしました。
後によしたけに聞いたトコロ、おじさんは退治されたGを見て、文句を言う気だ!と察したらしく、先手を打って
「ここはロドス島だ!Gはどこにでもいる!だが、この宿はわたしが薬を撒いているからもしGが来てもすぐに死ぬんだ!わかったか!」
と逆ギレてきたらしい。
ほんっと、現地で宿を探そうとするとロクなことになりません。
少々、「こっちのホテルのがよかったなぁ」と思う事があっても、私たちは事前に宿は決めていくことにします!!!
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