青の洞窟は旅人泣かせ。

ソレント

今回は、青の洞窟のあるカプリ島と、ナポリとの間にあるポンペイです。

ソレントからカプリ島はものすごく近くて、フェリーで30分くらいです。

 

で、ある晴れた日に「今日は風もないし、晴れてるし、いっちょ青の洞窟に行けるか船着き場まで行ってみよう。」となりました。

青の洞窟は午前中のほうがキレイ、とのことなので、苦手な早起きもしました。

 

入口が狭くて波を被るかもしれないからタオル持って

濡れてもいいように水着きて

小舟で洞窟周り待機らしいから酔い止め飲んで・・・、と、準備が結構いります。

ただ、青の洞窟に入れないのにわざわざカプリ島まで行くこともないので、フェリーのチケット売り場かインフォメーションで事前に入れるか聞くはずが、さちこがオナカ痛くなってお手洗いに駆け込んでるスキによしたけがのほほんとチケット買ってしまっていました!!

しかも往復!帰りは夕方の便で!!

 

「え、なんで洞窟に入れるか聞きもせずに高いフェリーのチケット買ってんの?」

 

と、そのおきらくっぷりにビックリしたんですが、「まぁ、なんとかなるだろー」という事でカプリ島に向かう事にしました。

フェリーはこちら。大人ひとり片道13ユーロ。二人分の往復で52ユーロです。

 

フェリーの中はこんなカンジ。お手洗いもしっかりあります。

 

カプリ島に着きました!うわぁ~、たくさんの人が降り立ってますねぇ!!

 

こんだけたくさんの人が来てるんだから洞窟入れるっしょ、余裕っしょ♪と気持ちが軽くなるさちこ。

ネットで調べたかぎりでは、洞窟の近くまでバスで行き、そこから小舟にのって入って行くのと、この辺からボートで行くのとあるそうなんですが、バスがわからなかったので、この辺りからボートに乗ることに決定。

 

辺りをうろうろして、見まわしてみると、それらしい小屋があったので行ってみました。

「お~、青の洞窟の観光料金について日本語で書かれてるよ~。」と感心。

そして、窓口の人に「スグいける?いくら??^^」と聞こうとしたその瞬間!

目に飛び込んできたのがこの看板の文字。

 

「高潮のために青の洞窟への入場中止になりました。」

 

 

えーーーーー?!高潮???どこが?ソレントから来る時のフェリーだっておだやかーーーに運航してたのに???

え、マジで?

 

マジで??

 

マジでなん????

 

 

 

にわかには信じたくない気持で近くのインフォメーションに行ってみると、イタリア人女性に「今日は、はいれませーん。」と日本語で言ってもらえた・・・。

ほぼ毎日のように言ってないとこの流暢さはでてこないぞ!!

 

ちなみに前日はどうだったのか?と思い、聞いてみると、「ここ最近は入れてないよ。」とのこと。

この程度で入れなかったら、入れてる日ってのは海の状態どうなってんだ?!

 

時間がたつとどうにかならないかな~なんて期待をこめて、朝ごはん。

これも高かったわ~。クロワッサン2個とコーヒー2杯で16ユーロですよ?!1800円!ヾ(。`Д´。)ノ

 

もうすっかり気分が萎えてきて、また明日(ちゃんと事前に確認するけど)、再チャレンジしたらいいじゃんって事でこの日はまだ時間があったからポンペイに行くことにしました。

 

コーヒー飲みながら見てたら観光客は後から後からフェリーから出てきます。

・・・みんな、青の洞窟目的ではないのか??

酷いのになると、中国の団体さんがあの看板の前でしばらくなんかやってましたね。

ガイドさんが窓口に向かってなんか言ってました。

言ってどうにかなる問題でもあるまいに・・・。

ガイドさんが付いていながら、あれではお客さんが気の毒に思えました・・・。

 

 

往復で買ってしまったフェリーのチケット。

払い戻ししてもらったら20ユーロしか帰ってこなかった・・・。差額6ユーロが無駄。

そして一番早いソレント行きが別の会社で、一人15ユーロ・・・!ふたりで30です・・・!!

 

えっと~、考えたくないけど、52-20+30=   ギャッ!62ユーロ!!

しかも、青の洞窟には入れてない!!

もう!今思い出してもさちこ泣きそうです!。゚(゚´Д`゚)゚。

 

 

はぁ・・・・。

終わったことだし、とりあえず前向きに次の観光、ポンペイへ!

 

しかし、ソレントの船着き場から町へ戻る坂道は足取りが重かったなぁ。

車は右側の坂道を上り、徒歩はつきあたりの階段を上ります。

 

 

ポンペイへは町の中心にある駅からヴィスボラス周遊鉄道で向かいます。

 

こちらがソレントの鉄道駅。下にインフォメーションがあります。

 

駅の窓口に行くと、「次の電車は二時間後だよ^^」

時刻表では結構本数あるのに・・・。

あれか、7月入ると本数減るってやつか?わかんないけど。

 

・・・・うーん。うーーーーーん。

ご飯でも食べとくか・・・、と、近所のピッツェリアでごはん。

 

 

 

ヴィスボラス周遊鉄道とかご大層な名前が付いてるからいい列車なのかな?と思ってたらなんの変哲もない落書きされた電車でした。

大人ひとり片道2.1ユーロです。

 

降りたのはここ。特にアナウンスもないので、ちょっと緊張感持って乗っててください^^

 

駅を出たら人の列が遺跡入口まで続くので迷いません。3分と歩かないしね。

入場料は一人11ユーロでした。

1300円弱ですね。この値段は安いと感じました。

 

 

こちらが約2000年前にヴェスヴィオ山噴火の際の火砕流に飲み込まれた都市、ポンペイの跡です。

18世紀半ばに発掘されるまでは、これらの遺跡は火砕流堆積物によって状態良く保存されていたというから皮肉なもんです。

最盛期には2万人が暮らしていたという大きな都市です。

 

見るも無残なんですが、当時の人が火砕流にのみこまれた体勢の石膏。苦しかったろうなぁ・・・。

 

 

 

おぉ、悲劇詩人の家の『猛犬に注意』のモザイク(床絵)です!!

ボスからの指令、鍵をゲットせよ!ですね!!!

テンション上がるなぁ!ヽ(=´▽`=)ノ♪

 

 

ポンペイはよっぽど進んだ都市だったんだなぁ・・・。たぶんこれは井戸の跡です。

これが要所要所にあって、しかも水出てくる所は少しずつデザインが違ってました。

 

道路も石が敷き詰められてるし、歩道あったよ?すごくない?

 

 

ちょっと大きめの家の中庭ですが、排水がきっちり考えられてる・・・。

この頃の日本ったら、ようやく弥生時代??

えーと、よく知らないんですが、竪穴式住居とかかな???

 

ポンペイの人達はサウナ作ったり、ワイン作ってローマに運んだり・・・、まったく、敵う気がしない!!

 

 

こちらは円形競技場。でかいです。

競技場の中。

 

こちらは劇場??

 

 

一瞬にしてこのポンペイという都市を飲み込んだ火砕流をはき出したヴェスヴィオ山がどれかわからなかったので、テキトーに見える山撮影しておきました(o´ω`o)

 

 

ポンペイはとっても広いので半日は要ります。

そして、お水は必須!

あ、あと、帰りのキップは着いた時に買っといた方がいいかも・・・。

たしか、駅の窓口は5時で閉まったと思います。

(駅のタバッキでキップ買えるかもだけど・・・。)

 

 

 

結局、この日以降お天気がぐずついたりしていたので、青の洞窟には入れなかったんですが、夫婦揃ってジョジョ(マンガです^^;)ファンの私達にとってはポンペイに来れたことのが大きかった気がします( ´艸`)ウフフ♪

でも、機会があればまた南イタリアは再挑戦するつもり。

何度来ても飽きることが無いと思います。

 

さぁ、この次はローーーーマ!!!です!

さちこにとっては2回目のローマ!そしてバチカン市国!!

キリスト教徒ではないけれど、あれほど見事な人間業はないと思う。まさに眼福。

バチカンのコトを書くときにはこの回以上に写真だらけになる予感^^;

 

とりあえずは、移動から書いていきますが、乞うご期待です☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました